建築前
- 戸建て住宅の購入を考えています。住宅の基礎について教えてください。
①基礎
基礎とは、地盤と建物の間にあり、建物を支えるコンクリート部分のことです。
基礎をつくる工事を基礎工事といいます。
②種類
住宅に多く用いられるのは「ベタ基礎」か「布基礎」です。
「ベタ基礎」
・建物全体の荷重を、鉄筋コンクリートで作った大きな「面」で支える構造です
・面で支えるため荷重を分散でき、不同沈下しづらく、耐震性にも優れています
・木造住宅に多く採用されています
・コストがかかります
「布基礎」
・建物全体の荷重を、鉄筋コンクリートで作った「点と線」で支える構造です
・基礎自体の重量が軽くなるので軟弱な地盤の場合、地盤に掛かる負荷が少ない分、構造計算上、有利に働くことがあります
・鉄骨造等を得意とするハウスメーカーでは採用されるケースもあります
・コストを抑えやすいです
③メンテナンス・修繕
経年劣化によるひび割れなどの修繕が必要です
建築した業者、昔からある近くの工務店、国土交通大臣登録の住宅リフォーム事業者団体などから見積書を
複数者からもらって比較してください。- 住宅を建てる前の調査として、地盤調査がありますがどのようなことをするのですか
住宅を建てる前の調査では、地盤調査を行い地盤の強さを調べます。
地盤調査では地盤の強度であるN値を標準貫入試験によって出します。
N値とは、土の締まり具合や強度を求める基準となる数値です。数値が大きいほど地盤が強固であることを示し、重い建物に耐えられる地盤です。
N値5以上であれば一般住宅の場合望ましいとされています。マンション等の大規模建築物の建設時には、ボーリング調査が多く行われます。
地盤の状況や地層境界の深度、地盤沈下や液状化のリスク把握、地盤改良のための調査で実施されます。
マンション等の大規模建築物は杭などを支持層まで施工する必要がありますが、その支持層は場所によって異なります。ボーリング調査をすることで、杭の長さや本数を決定することができます。
ただ、調査が大掛かりで時間を要することでコストが増大したり工期が長期化してしまうデメリットもあります。- 地盤調査で地盤が弱かった場合どのようなことをするのですか
住宅を建てる前の地盤調査で地盤が弱かった場合、地盤改良工事を行います。
地盤が弱いと、地盤沈下や液状化が起こり、建物が倒壊する危険性があります。地盤改良の工法
(1)表層改良工法
深さ2mほど土を掘りながら固化材を入れて、土と強固材を混ぜ合わせることで地盤を強固にします。
比較的リーズナブルで、小型の重機でも施工ができます。
(2)柱状改良工法
良好な地盤までコンクリートの柱を何本も注入して地盤を強固にします。
比較的リーズナブルで支持層(強固な地盤)がなくても施工できる場合があります。
(3)小口径鋼管杭工法
地中深くにある支持層(強固な地盤)まで鋼管の杭を打って、建物を安定させます。
施工後の地盤強度が他に比べて高いですが、工事中の騒音や振動が大きいです。
その他、松杭を用いた地盤改良工法など様々あります。地盤改良工事は費用がかかります。施工会社に依頼する場合は、工事内容を必ず説明してもらいましょう。
